統合失調症の原因・幻聴などの症状と治療

統合失調症という病気とは?

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統合失調症という病名を御存知の方が、一体全体どれくらい居るだろうか。
恐らくはあまりいないのではないかと思う。
というのも、この病名はつい近頃誕生したものだからである。
2002年までは、統合失調症ではなく「精神分裂病」と呼ばれていた。
この「精神分裂病」という病名は、耳にしたことがある方が多いのではないだろうか。
精神分裂病という呼ばれ方をしなくなり、統合失調症という病名になってまだ10年も経っていないので、名前・名称自体にはあまり知名度がない状態であるが、精神分裂病の症状に関連しては、既に明治時代から認知されていた。
ただ、精神分裂病という名称は、あまり好ましく思われていなかったようである。
精神が分裂するというこの病名は、普段私たちが用いる意味での精神ではなく、医学用語としての精神を意味する。
にもかかわらず、精神という言葉を日常で用いる方の認識で私たちは納得する。
その為、病名と実際の病気との間に認識の剥離が誕生してしまった。
こういったこともあり、2002年にようやく名称が変わったのである。

 

この病名が変更になった背景には、病気そのものへの偏見、または蔑視といったものが少なからず含まれていた事も有る。
現代の世界において、精神疾患はだいぶ見直されてきてはいるが、やっぱりまだ完璧とはいえず、偏見の目はまだ数気のせいか多く残っている。
統合失調症で苦しんでいる人達の多くは、病気自体だけでなく、そういう環境に悩まされているという事を、ぜひともたくさんの人に認識して欲しいところである。


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統合失調症の症状は多種多様

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統合失調症は、精神疾患の中でもやや広いカテゴライズの病気である。
その為、分類も多いのであるが、それ以上に症状が非常に多種多様に渡っている。
そして、同時に統合失調症の数だけ治療法があるといえる。
これは、普通の病気とはやや異なる点といえる。
たとえば、風邪の症状は、熱、喉の痛み、咳、鼻水、寒気、胃や腸の痛み、関節の痛み、頭痛、食欲不振など非常に多いものの、基本中の基本的には個別で閲覧する事なく、風邪として全て同じ治療法を用いれる。
しかし、統合失調症のケースの場合はそういうわけにはいかないのだ。
統合失調症の症状にあわせた治療法が必須事項となる。
その為、統合失調症はまず自分自身がどういった症状を患っているかという事をガッチリ掌握しなくてはならないのである。
むずかしいものであるが、これができなければ、なかなかどうして治療は上手くいかないだろう。

 

統合失調症の症状は、基本中の基本的には精神疾患によく見られるものばかりである。
たとえば、幻覚を目にしたり、幻聴を耳にしたり、思考がまとまらず支離滅裂な言動をしたり、急に感情が暴発したり、無気力無関心になったりと、あらゆる精神疾患の症状が認められるという感覚である。
その為、統合失調症は、ある意味精神疾患の代表的な病気といえるかもしれない。
精神疾患から引き起こされる症状は、周りの人の理解が必須事項である。
まだ一般認識が高くないので、統合失調症という病気自体を知らず、安易にうつとか性格によるものという考え方をされがちであるが、それだといつまで経っても治癒はむずかしいだろう。
まず、統合失調症にどのような症状があるのかをガッチリ掌握し、自分、または周りの人にそれが該当しないか考えてみて欲しい。


統合失調症の原因は仮説ばかりである

統合失調症という病気は、古代ローマ時代から存在していた事は既に確認されている通りである。
そして、この病が精神病の一種であるという事が公式に発表されたのは、1800年代である。
つまり、本格的に統合失調症の調査が始められたのは、いまから200年くらい前の話という事になる。
これだけの長い間調査が重ねられてきた病気では有るが、実際はその原因に関しては特定されていない。
これまでの調査において、脳に異常が発生している、環境が原因に関与している、遺伝的要素がある、といった原因の仮説が立てられているが、特定には至っていない。
よって、現在のところ、統合失調症という病気の明確な原因は不明である、というのが実情である。

 

但し、原因が不明だから抑制かつ予防や治療が不可能という事ではない。
明確な原因が特定できていないだけで、その原因と推測される仮説はいくつも立てられている。
これが全く誤りだという事はないので、これらの仮説から抑制かつ予防や治療方法が確立されている。
これらは実際に効果を生んでいるので、立派な解決法といえるだろう。
とはいえ、原因がハッキリしない病気というのは不気味なものである。
精神疾患の気のせいか多くは原因がハッキリしない事が多いのであるが、それはあくまでも具体的な出来事に対して特定できないというケースが多いのであって、原因のメカニズム的な部分が不明瞭という病気は少ないかと思う。
それでも、この統合失調症を始め、まだまだ未踏の部分が多いのが、精神疾患の特徴点であり、同時になかなかどうして世間一般から普通の病気とみなされにくい原因と為っている。

統合失調症を分類する

統合失調症は、非常に複雑な病気である。
精神疾患自体がそういう傾向の力強い病気で、1つの病名で括ってはいても、原因、症状、治療方法は全く異なるというケースは珍しくない。
実際、優秀な精神科医の方は1つの病気で括る事はせず、その患者独特の治療法を模索するために、いろんな質問をぶつけると云う。
人の数だけケースがあるというのが精神疾患の特徴点といえるだろう。
ただ、それはあくまで治療を視野に入れての事で、解説として語る上では少なからず分類が必須事項である。
ここでは、統合失調症の分類について、すこし触れてゆく。

 

統合失調症は、主に5つの分類パターンがあると言われている。
妄想型、破瓜型、緊張型、残遺型、単純型の5分類である。
統合失調症を患ったケースの場合、まずどの種類に分類されるのかを正確に見定めたうえで、治療にあたるという事になる。
この段階で、既に全く異なる病気と言っても過言ではない。
つまり、分類の異なる妄想型と緊張型では原因も治療方法も異なるという事である。
精神疾患の厄介な面だ。

 

統合失調症は、たくさんの病気の集合体と考えて良いかもしれない。
1つに括られているものの、原因がハッキリしない以上は、別の病気であると考えても良いだろう。
ある意味、統合失調症という名称は付いていても、精神疾患という大きな括りとそれほど変わらないといえるかもしれない
だからこそ「統合」という言葉が用いられているのである。

統合失調症と緊張型

統合失調症と一言で言っても、その分類は結構多いのであるが、その中には日本では多い症例のものもあれば、極めて少ないものも有る。
緊張型と称されるものは、統合失調症の分類中にあって日本では相当少ない分類に入る病気である。
緊張型は、20歳前後の方がよく発症する統合失調症の1つで、近年では相当稀なケースと言われている。
現代においては、環境的にあまり緊張型の原因となるものが気のせいか多くないという事なのだろう。

 

緊張型の特徴点は、所謂突発性の感情暴発である。
つまり、いきなり理由もなく興奮し、怒号を発し、情緒不安定になるというタイプの統合失調症という事になる。
発症の状態が非常にコロコロと変化するのも特徴点の1つで、一日単位で変わっていくので、周りの人にとっては相当接する事が困難といえる。
ただ、緊張型は統合失調症の中では軽度のものとも言われており、数ヶ月で治るケースも多いようである。
あまりに長期的に緊張型の症状が継続するケースの場合は、人格崩壊の恐れも有るが、近年ではそういうケースは稀だそうである。

 

これだけを閲覧すると、ただ情緒不安定で感情の起伏が激しい人との区別が付きにくい病気のように考えられるが、実際の統合失調症の患者のケースの場合は、興奮した際に普通とは異なる挙動を見せる。
たとえば、同じ姿勢やポーズを継続し、昏迷状態に陥って、回りの声に反応を示さなくなるといった状態になったりする。
意識はあるようなので、実際には聞こえているようなのであるが、同じ体勢のまま固まって動かないそうである。
この状態の時に心無い言葉を患者に浴びせると、それを患者は認識し、心の傷となる事も多いようだ。

 

緊張型の統合失調症は、現在ではあまり見られない病気では有るが、周りの納得がややむずかしい病気といえる。

統合失調症の陽性症状

統合失調症の症状を大きく分類すると、陽性症状と陰性症状の2つに分類できる。
これは、別に陽性だから良い、陰性だから悪い、という事はなく、症状によって2つに分類されているというだけである。
たとえばエイズなどで陽性、陰性という診断結果が有るが、このケースの場合は陽性だとその病気であると診断されたという事であり、陰性だと異なるという診断結果が出たという事になる。
しかし、統合失調症の陽性症状と陰性症状は、この類ではない。
統合失調症における陽性というのは、現実ではない部分における症状を意味する。
つまり陽性症状というのは、幻覚、幻聴、妄想といった症状である。
精神疾患において、一番他者の納得を得にくい症状と言って良いかもしれない。
だからこそ厄介であり、専門的な治療が必須事項となってくる。

 

統合失調症における妄想や幻覚というのは、性格や直接的な外的要因によるものは含まれない。
たとえば、子供の頃から空想好きで、妄想が得意という人も結構いるかと思う。
そういうものは、当然ながら精神疾患ではない。
また、麻薬などによって幻覚を閲覧するケースの場合も、統合失調症という事にはならない。
何らかの精神的要因が、これらの症状を生じさせているというケースの場合に、統合失調症の陽性症状であると診断される。

 

幻覚というと、相当精神的に突飛な人が見てしまうもの、という印象が未だに根強いものであるが、実際にはそうとも限らない。
脳のメカニズムの調査が進む現代では、こういった陽性症状というのは決して一般人と遠いところにはないという事が既に判明している。
たとえば、大怪我を負って腕を切断したケースの場合、もう腕はないのにその部分が痛みが走るという症状に苦しむ事がまま有る。
こういった事も、ある意味幻の一種なのである。

統合失調症の陰性症状

統合失調症は、陽性症状と陰性症状の2つに分類される。
陽性は妄想や幻覚といった、現実と剥離した部分での症状である。
では、陰性症状というのは、どのような症状を意味するのだろう。
統合失調症における陰性症状は、無気力、無関心、思考能力や感情表現の際(きわ)立つ低下、自我失調など、所謂自閉症や引きこもりに見られる症状の事を意味する。
陰性という言葉と掛けているのか、陰に隠れて見えにくい症状であるといえる。
統合失調症は、現実との剥離という部分が大きなウエイトを占めているが、陰性症状のケースの場合は、現実的な剥離を示する。
その要因は様々であるが、単に自分の思惑や欲求によって社会との乖離を望むのではなく、精神状態が他者とのコミュニケーションを図る段階から遠ざかってしまっている状態に陥っているケースの場合、陰性症状となる。

 

自閉や引きこもりという状態は、他者との交流を一切合切拒絶する状態である。
近頃はこういった陰性症状に関連して安易にテレビなどで報道されているが、その全てが同じものとは限らない。
中には単に楽をして暮らしたいところだけの人もいるし、うつ病の人もいるし、統合失調症の人もいるだろう。
おなじ様に、感情が著しく鈍く為っているケースにしてもそうである。
あえてこうしている人もいるし、意識的にではなくそう為っている人もいる。
陰性症状のケースの場合、こういった面が相当周囲の理解においてむずかしいといえる。
思考能力の崩壊というところまで行かないと、病気と判断できないというのが一般的な現状かもしれない。

統合失調症と幻聴

統合失調症において、頻繁に発症する症状は、幻聴や幻覚などといったものである。
幻聴や幻覚などは、そのまま妄想につながる事も有るし、独立した症状として発展していく事も有る。
幻聴や幻覚などは、統合失調症における一番の基本的な症状の1つと言って良いだろう。
幻聴は、実際にはない音や声が聞こえているかのような状態になる事である。
幻聴は、少なからず常態の人であっても生じうる症状では有る。
ストレスまたはフラストレーションなどで身体が衰退している時、誰かの声が聞こえたような気がすると言う事はないだろうか。
熟知している人が声を掛けてきたと思い込んだり、誰かが家を訪ねてきた時の声がした、と実感したりする事は、誰もが経験する事だと思う。
しかし、統合失調症における幻聴は、こういった単発的なものではなく、常に声や音が聞こえている状態である。
たとえば、自分の悪口が聞こえてきたり、命令する声が聞こえたりというような、自分にとってマイナスとなる声が聞こえてくるケースが多いようである。

 

よく、殺人事件などが生じた際に、その弁明に「悪魔の声が聞こえた」などという供述がされている。
このケースの場合も、まず統合失調症が疑われるようである。
実際にそうだったのかどうかは、精神鑑定によって明らかとなる。
こういった幻聴の症状を周りの人が判断するケースの場合は、何種類かの基準が有る。
たとえば、独り言を延々と言っている人や、何もない、誰もない所に向かって話したり怒鳴ったりしている人に関連しては、幻聴を疑っていいかと思う。
幻聴はの症状は、患者にとっては相当深刻で、日常生活を送れない状態になる事が多々あるようである。

統合失調症の薬物治療

統合失調症は、精神疾患の一種である。
もしも、統合失調症になってしまったケースの場合、一体どうやって治療するのだろうか。
普通の精神疾患のケースの場合、軽度な症状の時には精神安定剤という薬が処方される。
ただ、中には安易にこの精神安定剤を処方する病院も有る。
精神疾患に対して深く分析せず、まるでさじを投げるかのように、精神安定剤の1つ覚えで処置をしているというケースが結構見受けられるようである。
実際、90年代まではそういう状態だった。

 

いまは、精神疾患への納得が深まってきている事から、その兆候がある患者に対してはガッチリ薬の処方がされている。
統合失調症と診断された方のケースの場合、ドーパミンD2受容体拮抗機能をはじめ、いろんな薬を処方しているようである。
ただ、統合失調症に活用する治療薬は、副作用が力強いもの、高価なものが多い為、非常にむずかしいというのが問題点として有る。
統合失調症に活用する治療薬によっては、パーキンソン症候群を生じさせる事もあるそうである。

 

とはいえ、薬で症状を抑えなければ、統合失調症は相当の確率で再発する。
自我を崩壊させてしまう事にもつながりかねない。
精神の制御を自身ではできないからこそ統合失調症であり、そこに薬の処方がなされないと、相当厳しい事になる。
また、統合失調症の患者は薬を嫌い、薬を処方されても服用しない人も結構いるようである。
精神疾患全体にいえる、自分が病気だとは信じられないというケース、または統合失調症の症状の1つである他者を一切合切信じなくなるケースなどが、薬の服用を拒むパターンとして見受けれる。
そういう意味では、まだ万人向けの対処法が確立していない病気といえるのかもしれない。

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